あれから半年~できることをする(2)

9月11日。大震災からちょうど半年。

テレビでは震災その日の津波の映像が繰り返し流されている。震災直後は何度も見た映像も、実際に被災地を見た今では正視できない。

真っ黒い濁流が街を襲う。その中では多くの人が飲み込まれ、家がなぎ倒され、車が引きちぎられていたに違いない。それが私が見た陸前高田の風景につながっている。

さて、震災から10日後の3月21日、被害の厳しい状況が次々と明らかになるなかで、自分にできることがない無力感を感じていた。そして、とにかく自分ができることをするのが復興の一歩と書いた。(「できることをする」)

あれから半年。できることをしてきただろうか?

いつもどおりの生活を維持したまま復興に貢献したい、さすがに飲まず食わずは嫌だ、と思っていた。いろいろ考えた結果、山に行く回数を半分にして、浮いたお金と時間を寄付やボランティアに当てることにした。

半年して振り返る。だいたいできたと思う。悪天候などで思ったほどボランティアに参加できなかったのが心残りだが…

今も被災地の復興はあまり進んでいない。被災地では荒涼とした景色が広がる。さらに義援金やボランティア参加者は減りつつある。被災した方々は被災していない人々に忘れられてゆくことを心配している。

まだまだできることはありそうだ。

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