朝陽に映える五色ヶ原~薬師岳(4)


7/18 五色ヶ原~龍王岳~一ノ越~室堂

前回の続き)

110718夜明けの五色ヶ原キャンプ場

4時20分、五色ヶ原のサイト場を後にする。雪渓を吹き抜ける風は冷たく、ゴア雨を羽織る。昨日の朝は雲ひとつない青空だったが、今日は空一面、絹雲に覆われ、見事な朝焼けとなっている。九州に接近している超大型の台風の影響だろう。先を急ごう。

110718五色ヶ原山荘の手前で日が昇る

五色ヶ原山荘のあたりで日の出を見ようと思っていたが、その手前で日が出てきてしまった。あわててザックを木道に下ろしデジイチを取り出して、朝日に浮かび上がる花畑の写真を撮る。

110718鳶岳のモルゲンロード

鳶岳もモルゲンロードに染まる。

110718ザラ峠五色ヶ原の台地の縁にやってくると、崖のような急な下りとなってザラ峠に至る。1584年12月、越中の戦国武将、佐々成政は家康に救援を求め、信濃に入るために雪深いこのザラ峠を越えたと言われる。こんな北アの山深い峠、それも世界有数の豪雪地帯、東は黒部川の大峡谷、ここを越えたとはにわかには信じがたい。本当だとすれば恐るべし。
 また、小説「劔岳」では主人公の測量士・柴田が立山温泉から雪の残るザラ峠に上がり、遭難しかけている。なかなか厳しいところだ。

110718獅子岳の急登から五色ヶ原

ザラ峠からは獅子岳へ400m弱の登り返し。かなりの急登で、途中、岩に固定されたハシゴなどもでてくる。でもまだ朝なので元気に登る。振り向けば五色ヶ原の台地が一望できる。それにしてもここはなんてブヨが多いんだ。つねに4、5匹、頭の周りをブンブン飛びまわっている。

110718五色ヶ原のパノラマ(写真クリックで拡大)

登り切れば、広がる展望に、薬師岳から今日ここに至るまでの道のりをすべてたどる事ができる。

110718獅子岳山頂から龍王岳、雄山

黒部側につけられた岩と花の混じるルートをたどり、獅子岳山頂に到着。山頂から今日これからのルートを確認する。龍王岳へ黒部側へ落ち込む雪渓をいくつか横切る。一ノ越からは黒部ダムへ下るつもりだが、一ノ越から東一ノ越へのトラバースルート上にも急な雪渓が何ヶ所も残っている。どうしよう…

110718鬼岳の雪渓

雪渓は傾斜があって部分的に硬い。しかし、しっかりとステップがつけられていた。

110718鬼岳の雪渓を渡りきる最後の雪渓を渡りきったところでルートが不明瞭、と言うかマークは一応あるのだが、一抱えもある浮石がゴロゴロしている、雪渓が消えたばかりのガレを登らせられる。どっこらしょ、と本当の道に出ると、落石注意の標識が。

次回に続く)

コメントを残す